麻酔管理について

当院では、患者である動物たちの安全を最優先に考え、術前の徹底した検査と万全の麻酔管理のもとで手術を行っています。
麻酔は吸入麻酔を基本とし、生体情報モニターで心電図・血圧・血中酸素濃度・体温などをリアルタイムで監視しながら管理します。

全身麻酔装置のご紹介

全身麻酔器システム

ガスを使用した吸入麻酔を行っています。安全性が高く、麻酔から覚めるのが早いことが特徴です。

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麻酔監視装置(モニター)

心電図・血中酸素濃度・体温・呼吸数・血圧・麻酔の濃度などを測定できます。手術時の麻酔の濃度調節や緊急時のバイタルチェックの際に使用します。

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心電計自動解析装置

心電図による解析装置です。人の場合と同じく、不整脈の評価や心臓の電気的な異常の検出を行います。

手術前の検査

全身麻酔下で行う手術の前には、必ず手術前検査を行って、麻酔や手術のリスクがどの程度のものであるかチェックします。
避妊や去勢などの計画手術(突発的でなく、事前にスケジュールを決めて行う手術)では、手術の1か月前からこの検査を行うことができます。

検査内容

  • 血球計数
    血球数や貧血の有無を調べて、手術での失血に耐える力をチェック
  • 血液生化学検査
    麻酔薬の代謝の場となる肝臓と腎臓の機能をチェック
  • 血液凝固系検査
    体に備わっている止血能力をチェック
  • 胸部レントゲン検査
    心臓・肺の異常の有無、気管の形状をチェック

検査費用目安

検査・処置内容費用目安
術前血液一般・生化学検査5,000〜12,000円
術前胸部レントゲン3,000〜5,000円
術前心電図検査2,000〜3,500円
麻酔管理費(基本)10,000〜20,000円
※ 動物の体重・手術内容・入院日数により費用は異なります。

※動物種や年齢、基礎疾患によっては検査項目を追加することがあり、費用が前後いたします。

手術・入院の流れ

受付・お預かり

朝10時までに受付をお済ませください。
診察室にお呼びして、獣医師と面談します。
手術の時間や内容について再度ご確認いただき、お迎えや面会の予定も確認します。

STEP
1

手術までの準備

お預かり後速やかに、手術の準備のために静脈点滴をはじめます。
飼い主さまは、いつでもご連絡が取れる状態のまま、ご自宅等でお待ちください。

STEP
2

手術

手術は12時~16時の間に行います。
予定外のことがない限り当院からご連絡することはございませんが、ご希望があれば麻酔覚醒後にご連絡を差し上げます。
気になることがございましたらお電話にてお問い合わせください。

STEP
3

面会

ご希望がございましたら、手術が終わった後ご面会することが可能です。
ご面会時間は診察時間内に限らせていただきます。

STEP
4

術後・入院

去勢手術は日帰り、避妊手術の場合は翌日に退院できます。
そのほかの手術では、獣医師が退院の判断をします。
手術後10日頃に抜糸を行うため、ご来院ください。

STEP
5

入院について

  • 当院は、動物が入院している間、スタッフが監視をしております。
  • 必要に応じて心電図、心拍数、酸素飽和度 (SpO2)、血圧をそれぞれモニターしております。
  • 入院室は、獣医師と愛玩動物看護師が医局にいる間も、ICUの入院ケージを常に監視できるような構造設計となっています。
  • 院内には、ICUに入院している動物の生体モニター情報が表示され、容態を一目で把握できるようになっています。

入院室について

入院室は冷暖房及び空気清浄器を完備した清潔な入院専用個室ケージです。
重症患者の為にICU(集中治療ケージ)が複数用意されております。
感染症又はその疑いの有る動物の為に完全隔離室の用意も有ります。
又、危篤患者に対しては、24時間体制で心電図・血圧・呼吸状態・体温等のモニター管理を行い、緊急な状態に対応しております。

入院中の生活について

冷暖房完備。食事・お散歩等の管理はお任せ頂きたいと思いますが、特別な習性や性格、体質、食事癖、嘔吐癖、噛み付き癖が有る場合予めお知らせ下さい。又、病気療養中ですので、面会中のおやつや食事の差し入れ等も前もってご相談下さい。

入院室

広さや明るさに配慮し、入院中のストレスを最小限に抑えています。

ICU 酸素室

酸素濃度や温度・湿度を自動制御できる専用ケージを備えております。大きな手術後のケアに活用されます。